天国 HEAVEN

 

イベント情報

 

①ARTイワタ✕『天国 HEAVEN』発売記念展

2022514日(土)~525日(水)
定休日 515日(日)・21日(土)・22日(日)
営業時間 12001900※最終日17時まで

※日程の変更などがある場合はアートイワタインスタグラムや各関係者のSNSでお知らせします。

★関連イベント

初日5月14日(土)は、冨手麻妙がARTイワタにて1日店長を務めます。
作品集をご購入いただきましたお客様を対象に、作品集へサインさせて頂きます。

※予約制ではございませんが、1日店長の詳細時間などは追ってSNSにてお知らせいたします。

会場:ARTイワタ
101-0051 東京都千代田区神田神保町2-4 矢野ビル2F
http://art-iwata.com/

 

②ケンエレブックス『天国 HEAVEN』発売記念 トーク&サイン会 (東京) 
「これからの裸についてはなそうよ」

冨手麻妙(女優)、野村恵子(写真家)、鈴木満帆吏(ARTイワタ ディレクター)
2022521日(土)14001530 ※開場1330
参加費用 2000
定員 30

会場:株式会社ケンエレファント内イベントスペース
東京都千代田区神田猿楽町2-1-14 A&Xビル4F
https://books.kenelephant.co.jp/

 ご予約
https://tengoku-event-0521.peatix.com/

  

③梅田・蔦屋書店✕『天国 HEAVEN』発売記念 トーク&サイン会 (大阪)

2022528()
開催時間:15:0017:00 ※開場時間:14:30

参加費
オフライン(梅田 蔦屋書店にご来店) 定員:60
A)チケットのみ:税込1,800
B)書籍付きチケット:税込3,700
(特製ポストカード付『天国 HEAVEN』税込2,200円+参加チケット税込1,500円)

会場:梅田 蔦屋書店 4thラウンジ
530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F

■ご予約→
https://store.tsite.jp/umeda/event/video/26251-1301380424.html

 


 

ふたりの天国(HEAVEN)

「私たちは、自分たちだけの裸(ハダカ)を取り戻す」という決意が込められているビジュアルブック。
冨手麻妙と野村恵子、おふたりに
それぞれの『天国 HEAVEN』についてお聞きしました。

 

冨手麻妙

―私の『天国 HEAVEN』とは?―

Q1 AKプロジェクトとは、それぞれにとってどのようなものですか?

冨手麻妙 メッセージとかテーマみたいなものも排除して、ただただ趣味で、特に何も考えず、ただ好きだから描いてきた自分の絵を初めて人にみせようよ、ということになったのがAKプロジェクトでした。

私にとって絵を描くことは誰かに何かを伝えたいことが今まで全くなく、自分のなかで理解できない感情や思考、好きなモノだらけの世界を好きなだけ描くことで、自分がどうにか成立するための行為のひとつでした。そして野村さんから「何か絵にメッセージみたいなものとか、テーマを持って描いてみないか?」と提案された時、唯一自分が強く主張できなおかつ意見が述べたいと思ったのが「自分の身体について」話すことでした。

 

女優として作品のなかで世界中にヌードを見せているなかで、誰よりも身体については言いたいことがありました。「自分の身体」「自分のものである身体」「ヌード」をテーマとして、絵を描いていくことは女優の仕事では出来ない、新たな自分をダイレクトに伝えられるのではないか?と考えチャレンジしてみることにしました。

野村さんと一緒にこのプロジェクトをやろうと思ったのは、誰よりも私のヌードへの考え方や、身体というものに対しての思いが自分と似ていると感じたからです。野村さんに撮影してもらった自分の身体に(プリントに)、思うままに絵を描いていくことで、「自分の身体は自分のものでしかないのだから、好きなように表現していい。誰にも何も言わせない」という感情がより強くなり、自分の身体と真摯に向き合うきっかけになりました。

 

Q2 あなたが考える自由な身体とは?

肉体的なものだけではなく、精神的に「自分は自分だから。誰かの所有物ではなく、自分のものだから」という心を持っている状態だと思います。
今回のプロジェクトのなかで見せている私の姿は、紛れもなく自由な身体だと思います。

 

Q3 それぞれのアートワークについておしえてください。

私の性格的に、物事を発信するとき、かなり頭で考えすぎてしまうところがあります。とても臆病で、本当に自分が思っていることを言えないまま時が過ぎてしまうことが多々あるんです。私はそんな自分が大嫌いでコンプレックスがあり、意見をはっきり言える強い女の子のキャラクターをどこかで日々演じてしまっていたんです。

 

 



自分を偽って過ごしているうちに、自分のことがよくわからなくなってしまって、迷子になりました。自分は何を思って考えているのか?
心におさめているうちに、何が何だか、わからなくなってしまいました。

そして女優としていろんな人の人生を演じているうちに、完全迷子になりました。
そんな自分が一番素直で、ある意味本当の自分でいられる瞬間って、眠って夢を見ている瞬間でした。びっくりするような自分の姿を、夢ではたくさん見ています。自分自身を守るために、ガードが全くないような剥き出しの自分が夢のなかには居たんです。

 

 

私は夢を鮮明に覚えているタイプなので、小学生くらいの時から、夢で見た光景とかを絵に描くようになりました。無心で描きました。
そうしていると夢を見ている時と、絵を描いている時がほぼ一緒の状態になったんです。

絵を描いている時は自分でも見失っていた本当の自分を取り戻せました。多分、ある意味カウンセリングみたいな感じに近いと思います。
絵を描いている時間を失ったら、精神がおかしくなる気しかしません……。自分が健康的な状態で女優という仕事を続けられているのは、絵を描いているからだと気づきました。そこからは、絵を描くということは自分のなかで最も大切な時間になりました。

 

 

Q4 今後、AKプロジェクトでやってみたいことは?

この作品集を出しておしまい、というつもりは全くありません。
ずっと自由に絵や、自分自身にも描き続けたいと思っています。
描き続けないと死んじゃうんで。絵を世に出して皆さんにみてもらうことでようやくスタートラインに立ちました。ほんといま歩き出し始めたところです。

今回の作品集で「自分自身の身体」にフォーカスし表現できたのは、自分がいままでヌードをテーマにした作品に携わってきたからこそだと思います。これも、まだまだ終わりがなく続いていくテーマかもしれません。

しかし、これからも私が年齢を重ね生きてくうえで、新しい経験をして描きたいテーマにもどんどん出会っていきたいです。

野村さんとは、いったんヌードというテーマから外れて、今度はもっと大きく、女性ってテーマで挑んでみる?とか。まだまだ未知ですけど、AKプロジェクトの挑戦はずっと続いていくものだと思います。

 

Q5 この作品集で伝えたかったことを言葉で表現するとすれば?

-自分の身体は自分のもの。これは私のもの。私の世界-

本当はもっと自分らしく、ワガママに生きたい私の願望と夢と希望が詰まっています。
「リアル(自分のヌード)・フェイク(理想の自分)」でファンタジーな世界を創りだした作品でもあります。そして、みんなそれぞれにきっと自分が自由になれるところがあるんだ!と伝えたいです。

 

 

 

 

野村恵子

私の『天国 HEAVEN』とは?―

Q1 AKプロジェクトとは、それぞれにとってどのようなものですか?

野村恵子 冨手さんは『月刊 冨手麻妙』のベトナム撮影の時に初めてお会いしました。その時は、わたしにとって彼女は、フォトグラファーと女優さんとして、撮影させていただく仕事でしたが、その後、プライベートでもお付き合いするようになり、彼女自身の表現していくことについての考えや、様々な思いを知るようになりました。また個人的な趣味として絵を描いていることを知り、いつしか個人的に違う形の作品が一緒に創れないものか?と思うようになりました。

わたしにとっても、それは初めての経験でした。それは、ただ被写体として対峙するだけではなく、じぶんの表現の域にまで彼女自身を溶け込ませるような作品を創るということでした。
なぜだかは明確には解っていませんでしたが、私自身が自分の作品や考えの根本を揺るがせられるものにしたいとも思いました。彼女のなかの不確かなもの、そうでありながら確信していること、そういったことが互いにあり、不完全ながら新たな可能性を探ろうとする試みをする対等なパートナーとしてやりたい思ったからかもしれません。なので、今回はわたし個人の作品制作や発表とはまた別のプロジェクトとして、2年ほど前から意識的に取り組んできました。

Q2 あなたが考える自由な身体とは?

だれにでも身体的なことへのコンプレックスや性的な悩みはあると思います。でも身体は他者に侵害されるものでもなく、既存の価値に縛られていたり、それを押し付けられるものでもなく、自身で慈しみ、自愛していくものであるべきだと思います。自身で認めるということが特に難しいとは思いますが。

 

 

Q3 それぞれのアートワークについておしえてください。

基本的には写真家として個人的な写真集や個展、写真とそれにまつわる活動を発信しています。しかし、写真というメディウムの特性は、偶然の出会いや、その活動のなかで気づいて認識していくという後付けも多いのです。なので、未知なる様々な状況や出会いに、敢えて巻き込まれていくことや、コラボレーションは、これからもどんどんやっていきたいと思っています。

 

 

Q4 今後、AKプロジェクトでやってみたいことは?

すでに出会いから3年が経ち、冨手さんも私も、時とともに状況も考え方も変化してきていると思います。私も一昨年に活動の拠点を東京から沖縄に移しましたし。
しかし、お互いに刺激となる新たなるセッションを継続していきたいです。これからまたお互いに成長し、アイデアを新しく出しながら、常に自身もアップデートし、現在進行形的に活動し、創作していきたいです。

 

Q5 この作品集で伝えたかったことを言葉で表現するとすれば?

このプロジェクトは完成されたものや用意されたものだけでなく、常に可能性を探していく試みでした。不確かなこの世の中で、自身を確認し、認識し、新たに形成していくのに、他者や何かの存在は時に必要だと思います。不完全ながらも試みをしていく態度。そのことが少しでも、どなたかに共感していただくことによって、さらなる共振へ広がっていく、一つの可能性としての種になればいいなと思ってます。

 

 

 


世界を面白くしていくケンエレファントの読みものメディア「NeWorld」に
連載されたAKプロジェクトの記事も、ぜひご一読ください!

 


 

ケンエレファント オンラインショップ限定
『天国 HEAVEN 特装版ボックス』

冨手麻妙・野村恵子の作品集『天国 HEAVEN』の刊行を記念して、発行元のケンエレブックスを運営するケンエレファント直営ECサイトにて、『天国 HEAVEN』特装版ボックスを限定販売いたします。

 

ボックスには、作品集『天国 HEAVEN』に加え、作品集未収録の野村恵子による冨手麻妙の撮り下ろしポートレートのジークレー作品(全3種より1点お選びいただきます)と、さらに作品集未収録作品のポストカード3枚をセットにして、専用ボックスにてお届けいたします。
特装版ボックスは各30セット限定販売。ジークレー作品には、冨手麻妙・野村恵子ふたりの直筆サインとエディションナンバー入り。

 

【内容】
・作品集
・A5判ジークレー(3種のうち1種選択・エディションナンバー・直筆サイン入り・作品証明書付き)
・特典ポストカード3枚
・専用ボックス封入

 

予約開始日時:2022年4月25日(月)20:00~ 
税込価格:15,000円
発送開始日:5月下旬頃

 

特装版ボックスのご予約はこちら

 


[体裁]
書名:天国 HEAVEN
著者:冨手麻妙・野村恵子
編集=金谷仁美
デザイン=町口景(Match and Company Co., Ltd.)
体裁:A5判型/スリーブケース/スクラム製本
頁数:グラフィックカード16枚+ミニフォトブック16頁
定価:本体2,000円+税
刊行日:2022年4月28日
ISBN 978-4-910315-11-9 C0072

 

 

初めての世界観に触れさせていただきました。
やはり冨手麻妙の身体は美しくかっこいい。
おまけにこんな絵も描けたなんて何事なの?
益々謎めいていて、益々魅力的。
――伊藤沙莉(女優)



私たちは、自分たちだけの裸を取り戻す

写真家・野村恵子が、数々の映画作品をはじめ話題作『全裸監督』等で活躍する女優・冨手麻妙の裸(ハダカ)を撮影する。その写真をキャンバスにして、冨手自身がビビッドな色彩を容赦なく使い、自由な筆致で絵を重ねることで、自分だけの裸を創りあげていく。グラフィックカード16枚と撮り下ろし作品を収めたミニフォトブック(スクラム製本)による作品集。

冨手麻妙は、10代の頃からのグラビアアイドルとしての活動に始まり、演技のなかで裸になるシーンなどを、女優として体当たりでおこなってきた。そのなかで、誰のものでもない自分自身の裸について考えるようになった。 またコロナ禍で現場での撮影はストップし、自宅待機を余儀なくされるなかで、カラフルなボールペンを駆使した絵画作品を描き始める。当初それは誰に見せる為のものでもなく、閉塞化していく世界に対する自己防衛のひとつでもあった。


その作品を見た写真家・野村恵子が、冨手のアーティストとしての素養を見出し、ふたりは「自分たちの裸を取り戻す」という意志のもと、今回のプロジェクトを始動した。

 

 

AMAZONで購入する

 

 

●著者プロフィール

冨手麻妙 | Ami Tomite

2009年アイドルグループオーディションに合格し芸能界入り。その後女優として、数多くの舞台を踏み芝居経験を重ねる。『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』(いずれも2015)、『東京ヴァンパイアホテル』『Love of Love』(2016、オムニバス映画『MADLY』の一篇)、 初主演映画『アンチポルノ』(2017)、で注目を浴びる。最近ではNetflixオリジナルドラマ『全裸監督』(2019・2021)で山本奈緒子を演じ、益々の活躍が期待されている。

https://www.instagram.com/amitomite/
http://asiapro.co.jp/profile/ami_tomite/

 

野村恵子 | Keiko Nomura

1999年に沖縄をテーマにした初の写真集『DEEP SOUTH』をリトルモアより発表。同名の写真展を渋谷パルコギャラリーにて開催。同作で日本写真協会新人賞、東川賞新人作家賞を受賞。また俳優を撮り下ろした写真集に『月刊満島ひかり』『月刊冨手麻妙』など。個人の作品集も多数出版、国内外で個展、グループ展も多数開催している。その他、旅や音楽、食に関して多く関わり出版されている。2019年、林忠彦写真賞受賞。現在、沖縄を拠点に活動中。

https://www.keikonomura.com/